last updated Jan. 13 1999

シネマ情報 『ダロウェイ夫人』

Virginia Woolf Web




ヴァネッサ・レッドグレイヴ主演◆ヴァージニア・ウルフ原作◆マルレーン・ゴリス監督

青春の日々、老いも死も、過ぎ行く時の輝きのなかに。
6月のある晴れた日、ロンドン、一人の女性が見つめる人生の真実。

岩波ホール創立30周年記念第3弾!
1997年イギリス・オランダ合作/日本ヘラルド映画配給

[Mrs Dalloway]
●最高のスタッフ・キャストによる完全映画化!

 ダロウェイ夫人を演じたヴァネッサ・レッドグレイブは世界で最も優れた女優のひとり。「裸足のイザドラ」(68)でカンヌ国際映画祭最優秀女優賞、「ジュリア」(77)でアカデミー賞助演女優賞など多数の賞に輝く。レッドグレイヴは、ウルフを描く舞台劇「ヴィタとヴァージニア」に出演、ヴィタ役をつとめて以来、ウルフの世界に魅せられる。

 この舞台でウルフ役をつとめたのがアイリーン・アトキンス。女優でもあり、独り芝居「私一人の部屋」(舞台・ビデオ作品)同様、脚本・演出はもとより、自ら作家ヴァージニア・ウルフを完璧なまでに演じきった。今や英国でウルフといえば彼女の右にでる女優はいないともいわれる。「ダロウェイ夫人」の脚本はこのアトキンスがレッドグレイブを念頭において書いたというもの。舞台での共演から生まれた二人の信頼の絆に支えられた作品といってよいだろう。

 ダロウェイ夫人に深い影響を与えるセプティマスを演じたルパート・グレイヴスは、ジェームズ・アイボリー監督の「眺めのいい部屋」(86)でデビューした。その後「モーリス」(87)「ハンドフル・オブ・ダスト」(88)など、彼の個性的な演技は世界で高く評価されている。

 マルレーン・ゴリス監督は、オランダを代表する女性監督である。これまで一貫して女性の視点で人間と社会を見つめてきたが、オランダの田園を舞台にした「アントニア」の後、本作では一転して、大都会ロンドンを舞台に文学の世界に取り組んだ。


ストーリースタッフ & キャスト『ダロウェイ夫人』予備知識書籍など


1998年8月8日(土)〜11月27日(金)


[Sally & Clarissa] ●映画『ダロウェイ夫人』ガイド・ページ


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